MENU
カテゴリー

【25年2月最新】銘仙の買取相場まとめ!価値はある?種類別の値段の違いや銘仙の特徴・柄まで解説

大正時代から昭和初期にかけて流行した、鮮やかな色柄が特徴の絹織物である銘仙。

当初は平仮名の「めいせん」でしたが、1897年に東京三越で販売される際に「銘撰」の字が当てられ、その後「銘々凡俗を超越したもの」という意味で「銘仙」の字が当てられるようになったと言われています。

現代ではアンティーク着物として親しまれていて、条件によっては高価買取が期待できます!

この記事では、銘仙で人気の高い名産地をはじめ、銘仙の買取相場やおすすめの買取業者を紹介します。

お手持ちの銘仙を買い取ってもらおうか悩んでいる方、買取相場はいくらくらいなのかを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

着物買取のおすすめ業者は、以下の記事でまとめています。

目次(タップで開く)

そもそも銘仙とは?

銘仙は、平織(ひらおり)という方法で織られた絹織物の一種で、江戸時代の終わりに織子が自分のために着物を織ったのが始まりと言われています。

本来は屑繭(くずまゆ)や玉繭(たままゆ)といった、上質な絹糸を取るには不向きな繭から取った太めの絹糸を緯糸(よこいと)に使って織られています。

そのため、絹織物の中では比較的安価かつ丈夫で、庶民の間でも広く普及しました。

また、銘仙は経糸(たていと)と緯糸をずらして織ることで、色の境界をぼやけさせる「絣(かすり)」という技法が用いられ、独特の風合いが生まれます。

大正時代に入ると、鮮やかで大胆な色使いと幾何学模様やアールデコ調などのモダンな柄が流行したことで、銘仙は女性たちの間で普段着として広く着用されるようになりました。

昭和初期には一層モダンな柄が登場したことでおしゃれ着としても人気を集め、現在ではアンティーク着物として人気を集めています。

銘仙の買取相場

足利銘仙

足利銘仙は群馬県足利市で生産されている銘仙で、鮮やかな色使いと大胆な柄、解(ほぐ)し織りという技法が特徴です。

特に図柄が美しいことで有名で、大正ロマンの原点とも呼ばれ、鮮烈な色使いと大胆なデザインが目を引きます。

アール・ヌーヴォーやアール・デコなどの曲線や幾何学模様、抽象画のような模様、大胆な花模様などの柄が表現されています。

解し織りという技法は経糸に緯糸を粗く仮織りし、染料を糊に溶かした色糊で布に模様を描いて、染料を固着させて水洗いする染色技法である捺染(なっせん)をしてから、乾燥して緯糸をすこしずつ解しながら織る技法です。

柔らかく複雑な絣模様が織りあがり、柄の輪郭部分に絶妙なずれが生じて味わいのある表情を見せます。

なお、銘仙全体の買取相場は数百円から10,000円程度ですが、アンティークで希少性が高ければそれ以上の金額で買い取られる可能性があります。

桐生銘仙

桐生銘仙は群馬県桐生市で生産されている銘仙で、将軍が身に着ける服にも使われる高品質の撚糸(ねんし・糸をねじり合わせること)を用いて作られることから「御召(おめし)銘仙」とも呼ばれます。

桐生は古くから織物の産地として栄え、「西の西陣、東の桐生」と言われるほど、高い技術力を持っていました。

その技術は銘仙にも活かされ、細かい柄を鮮やかに織り出す技術が特徴です。

ハイクオリティの撚糸を用いて織られるので、銘仙の中でも特に価値が高く、高価買取が期待できます。

伊勢崎銘仙

伊勢崎銘仙は群馬県伊勢崎市で生産されている銘仙で、併用絣(へいようがすり)という技法が特徴です。

経糸と緯糸の両方に同じ型紙で染色した糸を使用して柄を織り出す技法で、非常に鮮やかで多彩な柄を表現することが可能になりました。

また、20色以上もの色を使った銘仙も存在し、まるで絵画のような繊細な表現も得意としています。

生地を織る前に糸を染める「先染め」という技法を用いていて、糸の1本1本が鮮やかに染め上げられ、美しい色彩の生地が生まれます。

秩父銘仙

秩父銘仙は埼玉県秩父市で生産されている銘仙で、最大の特徴と言えるのが「ほぐし捺染」という染色技法です。

仮織りした縦糸に型紙を使って染色し、その後で本織りをするという技法で、表裏のない染め上がりとなります。

生地の裏表を気にせずに仕立て直しができるという利点があり、独特のぼかしや滲みのある柔らかい風合いを生み出します。

幾何学模様や草花模様など、大胆でモダンなデザインが多いのも特徴で、若い女性を中心に高い人気を誇ります。

八王子銘仙

八王子銘仙は東京都八王子市で生産されていた銘仙で、「カピタン織り」と呼ばれる技法が魅力です。

経糸に染めた糸を、緯糸に白い糸を使って織る技法で、ドビー織りとも呼ばれます。

生地に独特の凹凸のある地紋が生まれ、他にはない風合いを生み出し、独特の高級感を醸し出しています。

現在では八王子銘仙の生産はほとんど行われておらず、希少価値が高いので、買取に出せば高い査定金額になるかもしれません。

銘仙の買取額に影響する要素

銘仙の身丈

銘仙の丈が短いと、次に着用する人の身長に制限が出てしまうので、否が応でも需要が少なくなります。

需要が少ない着物は高値では買い取ってもらいづらいため、査定額が二束三文になる恐れがある点に留意しましょう。

言い換えれば、銘仙の丈が長ければ需要が高いため、短いものより高価買取されやすいです。

銘仙の色や柄

現在昭和レトロブームが起こっている関係で、銘仙はレトロな雰囲気を感じられる色や柄のものの人気が高まっています。

鮮やかで明るい色使いだったり、柄が大きくてモダンな印象を抱いたりするものは、高価買取されやすい傾向があります。

とはいえ着物の専門知識がないと人気の色や柄かどうかは判別することが難しいと思うので、買取業者の査定員に実物を見せて価値が高いかどうかを判断してもらうことが賢明です。

銘仙のブランド

靴や食器、服や家電などにブランドものがあるように、着物の世界にも人気が高いブランドがあります。

銘仙は上記した足利や伊勢崎といった有名産地のブランドものは特に人気が高いので、ノーブランドのものよりも高価買取されやすいです。

ブランドは銘仙が収納されていた箱やたとう紙、後述する証紙(しょうし)などに書かれているため、査定に出す前によく確認しましょう。

銘仙の素材

銘仙に限りませんが、着物は麻・綿・ポリエステル・羊毛などで多種多様な素材で織られています。

中でも絹は着物に使われる素材の中で最高級品とされており、絹製の銘仙は高価買取が期待できます。

桐生銘仙や秩父銘仙といった有名産地の銘仙であれば絹製がほとんどですので、産地と併せて素材も確認したうえで査定に出しましょう。

銘仙の状態

銘仙の保存状態は需要に大きく影響するので、それに伴って買取金額も大きく左右されます。

見るからにボロボロで傷んでいる銘仙は需要が少ないため、どうしても買取金額が二束三文になる可能性が高いです。

一方で綺麗に保存されていて、まだまだ着用できそうな銘仙であれば、人気があるので高額で買い取られやすいでしょう。

なお、査定に出す前に銘仙に付着したホコリや髪の毛などを取り払ったり、日陰で干してシワを伸ばしたりすることで、少しでも高い買取金額をつけてもらえることが期待できるでしょう。

証紙の有無

証紙とは着物の品質証明書のようなもので、着物を織った際に生まれた余った生地に縫い付けられていることが多いです。

証紙には産地・作家名・織元・伝統工芸品マーク・素材などの情報が載っていて、着物にどれくらいの価値があるかを推し量るために必要不可欠です。

証紙はその着物の価値を証明するために必要ですので、もし手元に証紙が残っているようであれば、誤って捨てずに銘仙本体と一緒に査定に出しましょう。

証紙があれば売りに出した銘仙の査定がスムーズになるうえに、買取価格がアップする可能性が高まります。

小物の有無

髪飾り・帯留め・帯揚げ・帯締め・羽織・半衿・襦袢・足袋・草履・和装バッグなど、和装に関する小物類をお持ちでしたら、銘仙と一緒に査定に出すことをおすすめします。

買取業者としては1人の利用客から1点でも多くアイテムを買い取った方が利益が出やすいので、和装小物も査定員に見せることで利益還元のために高めの買取価格をつけてもらえることがあります。

もう和装する機会がないのであれば、ぜひ銘仙と併せて小物類もまとめて売却しましょう。

銘仙買取で高価買取が期待できる業者

福ちゃん

業者名福ちゃん
買取方法店頭・出張
買取エリア沖縄以外の全国
営業時間9:00〜20:00
Web申込:24時間受付
料金全て無料
公式サイト公式サイトはこちら
キャンペーン買取価格50%アップ

福ちゃんの対応エリア

東北エリア
北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県

関東エリア
茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県

中部エリア
新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県

近畿エリア
兵庫県 京都府 滋賀県 大阪府 奈良県 和歌山県 三重県

中国エリア
島根県 鳥取県 岡山県 広島県 山口県

四国エリア
徳島県 香川県 愛媛県 高知県

九州エリア
福岡県 長崎県 大分県 熊本県 宮崎県 佐賀県 鹿児島県

福ちゃんの着物買取実績

福ちゃんの特徴(メリット)
  • 高額買取できる仕組みを確立
  • 47都道府県すべてのエリアをカバー
  • 着物の知見がある鑑定士が多数在籍
  • 押し買いしない宣言/女性鑑定士を指名可能
  • シミや色褪せなど状態不良でも買取可能
  • 査定・訪問・相談・キャンセルなど全て無料

福ちゃんは銘仙を含む着物を始め、骨董品・切手・ブランド品・貴金属・古銭・食器などを幅広く査定してくれる買取サービスです。

福ちゃんの大きな特徴は出張買取での「レディースプラン」を設けていることで、女性の利用客を対象に、受付からアフターフォローまですべて女性スタッフが対応するという無料のサービスです。

「自宅に男性を招くのは不安がある」「同性になら相談しやすいのに」といった女性の利用客の声から生まれたプランで、サービス開始からたった2年で10,000人以上に利用されたので、女性で銘仙を売却したい方はぜひ福ちゃんを利用してみてください。

また、相談料・査定料・買取料・キャンセル料といった手数料も完全無料ですので、銘仙の価値を知りたい場合に気軽に相談できます。

「売りに出したい銘仙の買取金額が知りたい」「他社と相見積もりを取りたい」という方は、福ちゃんがおすすめです。

\買取金額が50%アップのキャンペーン中!/

公式サイト:https://fuku-chan.jp/kimono2/

福ちゃん着物買取の評判は、以下の記事でまとめています。

バイセル

業者名バイセル
買取方法店頭・出張・宅配
出張可能地域離島以外の全国
営業時間10:00〜20:00
電話・Web申込:24時間受付
料金全て無料
公式サイト公式サイトはこちら
キャンペーン抽選で買取金額5倍

バイセルの着物買取の対応エリア

東北エリア
北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県

関東エリア
茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県

中部エリア
新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県

近畿エリア
兵庫県 京都府 滋賀県 大阪府 奈良県 和歌山県 三重県

中国エリア
島根県 鳥取県 岡山県 広島県 山口県

四国エリア
徳島県 香川県 愛媛県 高知県

九州エリア
福岡県 長崎県 大分県 熊本県 宮崎県 佐賀県 鹿児島県 沖縄県

バイセルの着物買取実績

バイセルの特徴(メリット)
  • 24時間365日、電話で申し込みが可能
  • 累計買取実績が3,700万点と実績が豊富
  • 東証グロースに上場しており信頼性がある
  • 他社より1円でも高いと返品してもらえる

バイセルは利用料がかからない出張買取・宅配買取・店頭買取と幅広い買取方法を展開している買取サービスです。

バイセルは東証上場企業が運営しているので、徹底的にコンプライアンスを順守していることが特徴です。

プライバシーマークを取得しており、利用客の情報保護に厳重に取り組んでいるので、「個人情報の漏洩が心配」「犯罪に巻き込まれないか不安」という方に向いています。

また、バイセルでは商材知識や礼儀作法など厳しい社内研修に合格した査定員のみが対応し、利用客から合意がないまま強引に銘仙を買い取ることは決してないため、安心してサービスを利用できます。

「査定員には親切丁寧に対応して欲しい」「相談しながら銘仙を売りたい」という方は、バイセルがおすすめです。

\買取金額抽選で5倍キャンペーン実施中/

公式サイト:https://buysell-kaitori.com/kimono/

バイセル着物買取の評判は、以下の記事でまとめています。

ザ・ゴールド

業者名ザ・ゴールド
買取方法店頭・出張・宅配
出張可能地域鳥取・島根・沖縄以外の全国
営業時間9:00〜18:00
Web申込:24時間受付
料金全て無料
公式サイト公式サイトはこちら
キャンペーン抽選で10名に現金5万円

ザ・ゴールドの対応エリア

東北エリア
北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県

関東エリア
茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県

中部エリア
新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県

近畿エリア
兵庫県 京都府 滋賀県 大阪府 奈良県 和歌山県 三重県

中国エリア
島根県 鳥取県 岡山県 広島県 山口県

四国エリア
徳島県 香川県 愛媛県 高知県

九州エリア
福岡県 長崎県 大分県 熊本県 宮崎県 佐賀県 鹿児島県 沖縄県

ザ・ゴールドの着物買取実績

ザ・ゴールドの特徴(メリット)
  • 査定実績166万人越え
  • 安心して自宅に呼べる買取店で1位
  • 創業61年で全国に70以上の店舗を展開
  • 不要な着物は無償で引き取ってもらえる

ザ・ゴールドはGIA鑑定士やリユース営業士など、銘仙をはじめとする商品の専門知識が豊富な鑑定士・査定士が対応してくれる買取サービスです。

ザ・ゴールドでは着物のリユース活動に力を入れていることが特徴で、着物や帯を使った学校・カルチャー教室・福祉活動・ボランティア団体などに積極的に着物を寄付しています。

大切に扱ってきた銘仙は売却後に新しい形に生まれ変わるので、安心して売却できるでしょう。

また、ザ・ゴールドは不動産・法律・葬祭会社などの企業と提携しているので、銘仙の処分と併せて生前整理・遺品整理をサポートして欲しい場合も相談しやすいです。

「売った銘仙は次の人にも大切に取り扱ってもらいたい」「生前整理(遺品整理)をどうしたらいいか困っている」という方は、ザ・ゴールドがおすすめです。

\抽選で15名に現金5万円プレゼント!/

公式サイト:https://www.the-gold.jp/feature/kimono/

ザゴールド着物買取の評判は、以下の記事でまとめています。

銘仙買取でよくある質問

どうして銘仙を売るなら着物専門の買取業者がおすすめなの?

銘仙は街のリサイクルショップやフリマアプリなどでも売却できますが、着物に特化したノウハウがない可能性が高いため、正しい価値が見抜けず安値で買い叩かれる恐れがあります。着物専門の買取業者なら銘仙の価値をしっかりと判別したうえで高額で買い取ってくれることが期待できるので、当サイトでは強くおすすめしています。

買取業者が謳う「手数料無料」って本当?

多くの買取業者では、相談料・査定料・買取料・キャンセル料・出張料・振込手数料などの各種手数料をすべて無料としているので本当です。しかし、業者の中には「宅配買取でキャンセルした場合、返送料は利用者負担」や「買い取れない着物の引き取りは有償」といったところがあります。そのため、どんなサービスは無料なのかをよく確認してから査定を依頼しましょう。

買い取ってもらった後にキャンセルはできる?

大手の買取業者であれば、契約日から8日以内に取引をキャンセルできる「クーリングオフ」に対応しています。ですので「手放さなければ良かった…」と後悔した場合は、速やかに業者に連絡することで銘仙を返却してくれます。もしもの時は取り返しがつくため、遠慮なく買取サービスを利用しましょう。

値がつかなかった銘仙はどう処分すれば良い?

買取業者によっては、値段がつかなかった着物を無償で引き取ってくれるサービスを展開しています。引き取られた着物は捨てることなく有効活用してくれるので、安心して引き取ってもらいましょう。なお、買取業者の中には引き取りサービスを行っていないところがあるため、事前によく確認することをおすすめします。

銘仙の買取相場まとめ

銘仙は大正から昭和レトロを感じられるデザインのものが多いので、昭和ブームが巻き起こっている昨今では人気が高まっています。

「捨てるのはもったいない」「まだまだ着られそう」と思う銘仙があれば、この機会にぜひ買い取ってもらいましょう。

また、大手の買取業者では製造年代が分からなかったり傷んでいたりする銘仙でも査定対象としているので、古いものでも遠慮なく査定に出してくださいね。

大切に扱ってきた銘仙を次の世代に受け継ぐためにも、「どうせ値がつかない…」と諦めてゴミとして捨てずに買取業者に相談しましょう。

  • URLをコピーしました!
目次(タップで開く)